2008 ゼロックススーパーカップ優勝

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2008 ゼロックススーパーカップ優勝

J2降格後に激変

2007年のJリーグ、ディヴィジョン1でまさかの16位に終わり、J1J2入れ替え戦で京都サンガとの激闘の末、2008年はJ2に降格することが決定してしまったサンフレッチェ広島。

降格直後からは、別のチームに生まれ変わったかのように変貌をとげ、
天皇杯でジュビロ磐田、FC東京、ガンバ大阪を撃破!

その年の天皇杯決勝戦に進出しました。

決勝戦の相手は鹿島アントラーズ。

鹿島アントラーズはその年のJリーグチャンピオンであったため、
この時点で、翌年のJリーグのはじまりを告げる試合となる、
天皇杯王者VSJリーグ王者のゼロックススーパーカップに進出することが決定しました。

天皇杯決勝戦では、鹿島アントラーズを相手に手も足も出ず、0−2で敗戦。


史上初のJ1チームVSJ2チームのタイトル争い

そして、迎えた2008年のゼロックススーパーカップ。
Jリーグ史上初めて、J1チームVSJ2チームがタイトルをかけて争う試合となりました。

下馬評では鹿島アントラーズの圧倒的優勢。
それもそのはず、前年のJリーグチャンピオンチームVSJ2降格チーム。
誰がどう見ても、チャンピオンが勝つ確率が高いのは明らかでした。

ところが、何がおこるかわからないのがサッカー。

前半早々に鹿島アントラーズの選手が退場し、そこからはサンフレッチェペースで試合が展開。

しかし、サンフレッチェの方も、前半30分すぎに、MFのリハンジェが退場となってしまい、
その後、試合は、鹿島アントラーズ優勢で進んでいきました。

なんとか0−0で前半を終了した、サンフレッチェですが、
後半開始早々、鹿島アントラーズの猛攻を受けて立て続けに2失点してしまいます。

この時点では、もう試合の行方は”鹿島の貫録勝ち”という様相となりました。

しかし、サンフレッチェも黙ってはいない。


執念の逆襲

この年、一時期他チームへと活躍の場を求めて移籍したものの、再び広島に帰ってきた
90年代後半の広島の絶対的なエースであった、久保竜彦を投入。

久保の活躍により、試合は再びサンフレッチェペースへ。
後半30分。その久保がペナルティエリア内で相手DFに倒され、PKを獲得。
そのPKを久保がしっかりと決めて2−1。
1点差。

そして、迎えた後半40分。

カウンターから、高萩洋次郎が左サイドの服部公太へパス。
服部公太は1トラップしてそのまま中へアーリークロス。
この時、鹿島アントラーズは、久保竜彦を警戒し、徹底的にマークていました。
しかし、服部公太がラストフィニッシャーとして選んだのは、佐藤寿人。

寿人は執念とも言えるジャンプで、ヘッドを決てめ同点。

後半開始時点では、誰もが鹿島アントラーズの勝利は間違いないと思っていましたが、
サンフレッチェ広島が執念で同点に追いつきました。

試合はそのまま終了。

タイトルの行方はPK戦へと持ち越されました。

PK戦

1人目
鹿島の野沢、広島の森崎浩司ともきっちりとゴール。

2人目
鹿島のキッカー中後は危なげなくゴール。

サンフレッチェのキッカーはストヤノフ。
ストヤノフのシュートは鹿島のキーパー曽ヶ端に止められるも、
曽ヶ端がキッカーが蹴るよりも早く前に出てきたとしてやり直し。

やり直しのPKをストヤノフはきっちりとゴール。

ここまで、サンフレッチェのキーパー木寺浩一が相手のキックをセーブできる気配はまったくなしです(笑)

3人目
鹿島のダニーロが蹴ったボールはポストに当たり、PK失敗。
サンフレッチェは槙野がしっかりと決めました。

4人目
鹿島の本山のシュートは大きく枠を外します。

この時点で次のサンフレッチェのキッカー、ユキッチがゴールを決めれば、
サンフレッチェの優勝が決定。

しかし、ユキッチが思いっきり蹴ったシュートは、曽ヶ端がセーブ。

タイトルの行方は5人目に持ち越されることになりました。

5人目
鹿島は小笠原がきっちりと決めます。

広島、最後のキッカーは佐藤寿人。
少し前までは、蹴らなくて済んだとほっとしていた佐藤寿人(笑)

よぎる不安。

案の上、寿人が蹴ったシュートは曽ヶ端がセーブ。

ところが、またまた、曽ヶ端が寿人が蹴るよりも、早く前にでてきたとして、PKやり直し。

寿人の2回目のキックは、コースを狙わず思いっきりシュート。

ネットが揺れた大きく瞬間、大騒ぎのサンフレッチェの選手、スタッフ、サポーター。

試合前は誰もが予想していなかった、J2チームのタイトル獲得。
サンフレッチェ広島が1994年のJリーグ1stステージに続き、
2度目のJリーグタイトルを手にしました。

この試合を皮切りにして、2008年のJ2で、サンフレッチェが再び輝くためのシーズンがスタート。
2008年、サンフレッチェ広島は他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せ、J2優勝、
1年でのJ1復帰を決めました。


2008年ゼロックスカップ優勝の模様は、2008年サンフレッチェ広島シーズンレビューDVDに収められています。
2008シーズン・イヤーDVD−ALL FOR J1 通常版


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