|
|
|
|
|
|
|
PERSISTENCE is POWER -サンフレッチェと共に-＞サンフレッチェ広島小ネタ集＞1994 Jリーグ1stステージ優勝
1994 Jリーグ1stステージ優勝
圧巻の組織サッカー
Jリーグ元年の1993年から2年目の1994年。
サンフレッチェ広島は、この年大きな花を咲かせることができました。
サンフレッチェ広島初代監督のバクスター監督が就任して３年目。
バクスター監督の戦術が２年目にして、チームに浸透してきて、戦力的にも、高木、風間、森保を軸に、柳本、上村、片野坂、森山、笛といった若手も成長してきて充実。
ハシェック、チェルニー、ノ・ジュンユンといった外国人選手達もチームにうまくフィットしてきました。
特にこの1994年からサンフレッチェに加入したハシェックは、この年
今もサンフレッチェのチーム記録となっている、年間１８ゴールをあげる活躍しました。
戦力的にも充実していましたが、最も注目すべき点は、サンフレッチェが繰り広げたサッカー。
高木琢也という日本を代表するポストプレーヤーを軸として、パスワークで相手を崩し、
スペースにどんどん選手が飛び込み、相手ゴールを襲う。
相手チームはもう手も足もでないといった状況。
これぞ広島の伝統的な組織サッカーとも言うべき、すばらしいサッカーをサンフレッチェは披露し、相手チームを次々と撃破していきました。
日本平の決戦
サンフレッチェはこの年、開幕から無傷の６連勝という絶好のスタート。
その後もチームは好調を維持し、
清水エスパルス、鹿島アントラーズと優勝争いを展開。
今でも伝説となっている試合として、清水エスパルスとの日本平の決戦があげられます。
首位サンフレッチェ広島と、2位清水エスパルスとの直接対決。
サンフレッチェ広島は、エース高木の２ゴールで、この試合を２−１で勝利。
この試合で勝利を収めたことにより、いよいよ優勝が見えてきました。
ちなみに、この試合以降、サンフレッチェ広島は日本平で１試合も勝てていません・・・・
それゆえに、この１９９４年の日本平の決戦は、サンフレッチェサポーターの間でも、
有名な話になっています。
劇的な優勝
続く、ホーム広島スタジアムでのでのジェフ市原（現ジェフ千葉）戦は、ゴールラッシュで危なげなく勝利。
そして迎えた、アウェー磐田スタジアムでののジュビロ磐田との試合。
この試合で勝てばサンフレッチェ広島のステージ優勝が決定するという試合でした。
ところが、この試合のサンフレッチェは調子が悪く、
試合はジュビロ磐田の優勢で進みました。
先制点はジュビロ。
コーナーキックのクリアミスを拾われ、そのまま押込まれ失点。
サンフレッチェも優勝をかけた大事な一戦。
黙ってこのまま終わるわけにはいきません。
前半終盤。
チェルニーのコーナーキックを柳本が折り返し、その折り返しを高木がドンピシャでヘッドで
あわせて同点。
その後の試合は一進一退。
サンフレッチェ広島は調子が悪い中でも、決して集中は切らすことなく、
試合は激しい試合となりました。
後半ロスタイム。
カウンターから、飛び出した森山と飛び出してきた相手ＧＫが接触。
こぼれたボールはそのままピッチの中央に転がっていき、
その先には、サンフレッチェのチェルニーが。
チェルニーはそのままゴールを無人のゴールに蹴り込み逆転！
試合はそのまま終了。
劇的な勝利で、サンフレッチェ広島が1994年の1stステージ優勝を決めました。
今考えても、この試合のゴールは奇跡です。
信じられないくらい奇跡。
試合終了後、スタッフがクリスタルでできていたチュアマン杯を持って走っていた時、
ずっこけて、割ってしまったこのは、Jリーグ史上に残る珍話です。
アホ（笑）
笑い話になっているけど、割った本人は、相当なショックを受けて、
今では、チュアマン杯を割ったのは、どうせゴリさん（現広島ユース監督）でしょー、
という話で済んでいるとかいないとか（笑）
ちなみに、この１９９４年Jリーグチャンピオンシップでは、2ndステージの覇者であるヴェルディ川崎に敗れ、残念ながらJリーグ年間タイトルは手にすることができませんでした。
ラモスのループシュートは今でも悔しすぎる・・・・
しかし、この1994年のJリーグ1stステージ優勝は、サンフレッチェの大きな歴史の１ページ、大きな栄光として、今もなお語り継がれています。
その後のサンフレッチェの暗黒時代は、正直語りたくない・・・・・・・・・
|
サンフレッチェ広島の１９９４年1stステージ優勝については、DVDのレジェンドオブスターズ-サンフレッチェ広島-に収められています。
興味がある方は当時のサンフレッチェが繰り広げた、スーパーな組織サッカーをぜひ見てみてください。
|
|
|
|
|
|
|
|